PEVERELIST (PUNCH DRUNK) Interview (2007)

PINCHとともにブリストルのダブステップ・シーンを支えるTOM FORDのインタヴューを、『FACT MAGAZINE』から翻訳掲載します。
ダブステップにハマっている人ならPUNCH DRUNK RECORDSの魅力についての前書きは必要ないだろう。
PEVERELISTとしてレコードを作り、愛されているインディペンデント・レコード・ストアROOTEDを、彼のホームタウンであるブリストル(悲しいことに現存する数少ないお店のひとつ)で運営しているTOM FORDによって設立されたそのレーベルは、ブリストルのアーティスト――街のベースワイズな才能の証明――のみをリリースしているのだが、急速にグローバルなダブステップ・コミュニティの再先端に立った。
ROB SMITH(ブリストルのボトムエンドのオリジネイターSMITH & MIGHTY)、PINCH、SKULL DISCOのGATEKEEPERが、経験の浅いリリースのためにプロデュースし、一方、PEVERELISTのスペイシーでテクノに影響されたトラックは、ドイツのエレクトロニカ・レジェンドPOLEのリミックスを依頼されるなど多くの賞賛を勝ち取った。要するに、PUNCH DRUNKは重要な形式と大きな可能性を持ったレーベルということ。PEVERELISTと過去現在未来について語った。
――PUNCH DRUNKの今までの簡単な歴史を教えてくれますか? レーベルはどんな風に始まったのですか?
PUNCH DRUNKは、ブリストルのプロデューサー、ビート・メイカーの曲を世に送りだす販路になるようにと、2006年に始めました。ここブリストルで起こっている、ブクブク泡立つミクロなシーンを示したかったのです。ほとんどのレーベルがグローバルに才能をプールしていますが、僕はこの地元のシーンの方がより刺激的なのです。
――レーベルのアーティストとそのサウンドを、あなた自身のものも含めて紹介してくれますか?
僕らはまだレーベルとして経験が浅く、だから僕らのアーティストのリストはもっと増えていくと思います。現在のところ、ATIK2とHANUMANによるMOKEYSTEAK、ブリストル・シーンのオリジネイターSMITH & MIGHTYの一員RSD、SKULL DISCOのメンバーGATEKEEPER、そして僕自身のPEVERELISTがいます。もうすぐ新しくデビューするアーティストもラインナップされると思います。音楽に関しては、それぞれが自身のヴァイブを持っていて、ドラムとベースの音楽という以外にはPUNCH DRUNKサウンドというのはないと思います。
――何に触発されてレコードをリリースしようと思ったのですか?
レコード・レーベルは一般的に、作られ販路が必要という音楽への反応から始まると思います。PUNCH DRUNKに起こったこともそうです。僕にとっては、PINCHのDUBLOADED/SUBLOADEDというイヴェントがきっかけだと思います。
――あなたはROOTED RECORDSの経営者ですよね? そこで働いていることはレーベル運営やプロダクションに影響を与えていますか? またその逆もありますか? そこで働くことはレーベルの助けになっていますか?
確かに、店もレーベルも刺激しあっていると思います。それは社会的なネットワークにおける重要な部分ですよね。ハードワークではありますが、インスパイアされるし、それが他の人をもインスパイアできればよいと願っています。
――PUNCH DRUNKはブリストルのシーンを十分にサポートしていますか?
はい。ブリストルを代表できればと願い、いわば旗を振っています。他にもMODE、HENCH、IMMERSEやREDUCTIONなど、代表すべき多くのレーベルがありますがね。来年にはより広がっていくと確信しています。
――PINCHやAPPLEBLIM、その他のブリストルのダブステッパーたちとは交流は多いのです?
もちろん。ブリストルは大きな村のような感じで、みんながみんなを知っているのです。近い将来には、いくつかの興味深いコラボレーションが生れるに違いないと信じています。
――今後のリリース予定を教えてください。
次のリリースは僕で、「ROLL WITH THE PUNCHES」と「DIE BRUKE」の2曲。うまくいけば年内にもう1枚リリースできるかもしれません。別のレーベルからもいくつかリリースしたいと考えています。
――過去/現在で、自分を刺激した特定のレーベルはありますか?
ハッキリ言える3つは、DMZ、TECTONIC、そしてSSTですね。
――アルバムをリリースする計画は?
現時点ではありません。12インチをリリースして、どんな風になるかということに集中しているところです。アルバムは全く違う種類のものだと思うので、気軽にやるわけにはいきませんね。
――ヴァイナルは重要ですか?
はい、特別なものです。他に代えようのないフォーマットです。
――レーベルはヴァイナルのみのリリースなのですか? それともダウンロードもやっていますか?
まず第一にヴァイナルですが、全ての作品はiTunesやBEATPORTなど複数のオンライン・ショップでダウンロード販売しています。
――良いパンチの秘けつは?
スイング、ですかね。
Interview by: Kiran Sande, FACT Magazine, October 23rd, 2007 / Translation by E-JIMA
■PEVERELIST関連ストック一覧 DISC SHOP ZERO
■PUNCH DRUNK関連ストック一覧 DISC SHOP ZERO

※PEVERELIST: DVD『LIVING INSIDE THE SPEAKER』より→詳細
PEVERELISTとしてレコードを作り、愛されているインディペンデント・レコード・ストアROOTEDを、彼のホームタウンであるブリストル(悲しいことに現存する数少ないお店のひとつ)で運営しているTOM FORDによって設立されたそのレーベルは、ブリストルのアーティスト――街のベースワイズな才能の証明――のみをリリースしているのだが、急速にグローバルなダブステップ・コミュニティの再先端に立った。
ROB SMITH(ブリストルのボトムエンドのオリジネイターSMITH & MIGHTY)、PINCH、SKULL DISCOのGATEKEEPERが、経験の浅いリリースのためにプロデュースし、一方、PEVERELISTのスペイシーでテクノに影響されたトラックは、ドイツのエレクトロニカ・レジェンドPOLEのリミックスを依頼されるなど多くの賞賛を勝ち取った。要するに、PUNCH DRUNKは重要な形式と大きな可能性を持ったレーベルということ。PEVERELISTと過去現在未来について語った。
――PUNCH DRUNKの今までの簡単な歴史を教えてくれますか? レーベルはどんな風に始まったのですか?
PUNCH DRUNKは、ブリストルのプロデューサー、ビート・メイカーの曲を世に送りだす販路になるようにと、2006年に始めました。ここブリストルで起こっている、ブクブク泡立つミクロなシーンを示したかったのです。ほとんどのレーベルがグローバルに才能をプールしていますが、僕はこの地元のシーンの方がより刺激的なのです。
――レーベルのアーティストとそのサウンドを、あなた自身のものも含めて紹介してくれますか?
僕らはまだレーベルとして経験が浅く、だから僕らのアーティストのリストはもっと増えていくと思います。現在のところ、ATIK2とHANUMANによるMOKEYSTEAK、ブリストル・シーンのオリジネイターSMITH & MIGHTYの一員RSD、SKULL DISCOのメンバーGATEKEEPER、そして僕自身のPEVERELISTがいます。もうすぐ新しくデビューするアーティストもラインナップされると思います。音楽に関しては、それぞれが自身のヴァイブを持っていて、ドラムとベースの音楽という以外にはPUNCH DRUNKサウンドというのはないと思います。
――何に触発されてレコードをリリースしようと思ったのですか?
レコード・レーベルは一般的に、作られ販路が必要という音楽への反応から始まると思います。PUNCH DRUNKに起こったこともそうです。僕にとっては、PINCHのDUBLOADED/SUBLOADEDというイヴェントがきっかけだと思います。
――あなたはROOTED RECORDSの経営者ですよね? そこで働いていることはレーベル運営やプロダクションに影響を与えていますか? またその逆もありますか? そこで働くことはレーベルの助けになっていますか?
確かに、店もレーベルも刺激しあっていると思います。それは社会的なネットワークにおける重要な部分ですよね。ハードワークではありますが、インスパイアされるし、それが他の人をもインスパイアできればよいと願っています。
――PUNCH DRUNKはブリストルのシーンを十分にサポートしていますか?
はい。ブリストルを代表できればと願い、いわば旗を振っています。他にもMODE、HENCH、IMMERSEやREDUCTIONなど、代表すべき多くのレーベルがありますがね。来年にはより広がっていくと確信しています。
――PINCHやAPPLEBLIM、その他のブリストルのダブステッパーたちとは交流は多いのです?
もちろん。ブリストルは大きな村のような感じで、みんながみんなを知っているのです。近い将来には、いくつかの興味深いコラボレーションが生れるに違いないと信じています。
――今後のリリース予定を教えてください。
次のリリースは僕で、「ROLL WITH THE PUNCHES」と「DIE BRUKE」の2曲。うまくいけば年内にもう1枚リリースできるかもしれません。別のレーベルからもいくつかリリースしたいと考えています。
――過去/現在で、自分を刺激した特定のレーベルはありますか?
ハッキリ言える3つは、DMZ、TECTONIC、そしてSSTですね。
――アルバムをリリースする計画は?
現時点ではありません。12インチをリリースして、どんな風になるかということに集中しているところです。アルバムは全く違う種類のものだと思うので、気軽にやるわけにはいきませんね。
――ヴァイナルは重要ですか?
はい、特別なものです。他に代えようのないフォーマットです。
――レーベルはヴァイナルのみのリリースなのですか? それともダウンロードもやっていますか?
まず第一にヴァイナルですが、全ての作品はiTunesやBEATPORTなど複数のオンライン・ショップでダウンロード販売しています。
――良いパンチの秘けつは?
スイング、ですかね。
Interview by: Kiran Sande, FACT Magazine, October 23rd, 2007 / Translation by E-JIMA
■PEVERELIST関連ストック一覧 DISC SHOP ZERO
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※PEVERELIST: DVD『LIVING INSIDE THE SPEAKER』より→詳細
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