SAM BINGAが選ぶブリストルの10曲 #BS06SB

相棒Rider ShafiqueをMCに、11月15日から全国6ヵ所の日本ツアーを行うSam Binga。彼に、恒例の「ブリストルの10曲」を選んでもらいました。曰く「初めて聴いた時に息をのんだ曲」リスト。
» English version here
Tricky & PJ Harvey - Broken Homes
TrickyかPJ Harveyが関わった曲は、今でも最も激しい音楽体験のひとつ。ビートは原油の中を引きずられているかのようで、ゴスペル聖歌隊とのコントラストは、ひたすら暗闇を強調している。
Die - Autumn
たぶんコレが究極のローラーじゃない? Skull Snapsのファットでビッグなブレイク、ミニマルだけどタフなベース、美しいギター。ブーン!!
Pinch - Qawalli
基本的にはこれが、おれたち全員がRob(Pinch)に注目するようになったポイント。RSDリミックスの「Get Up ft. Yolanda」も個人的にお気に入り。
The Fauns - 4am
ブリストルのギター音楽についてあまり知らないんだけど、Hyetalが「Black Black Black」でこのバンドのシンガーと一緒にやっていたことで知ったんだ。反復を繰り返すヒプノティックなロックがずっと好きだったからね。この曲はPixiesのいくつかの曲のアウトロを思い出させるんだ。曲の物語が終わった後に3分間続くコードのループ展開みたいな。美しい。
Massive Attack - Karma Coma
若き日のBingaがブッ飛ばされた曲。こんなサウンドの音楽が作れるなんて思ってもみなかったし、そんなトコ行ったことなんかないのに、中東のどこかの奇妙な市場にいるような気分になったよ。
Dimpson - Tek
これがブリストルのクラシックだとはまだ言わないけど、そうなるべき曲。OH91のヤバいビートに、Dimpsonのキラーな最初のライン。いまのブリストルは多くのMCたちで盛り上がっていて、プロデューサーだけでなく輝かしい時代がやってきてる。
RSD - Kingfisher
ブリストルの伝説。ベースラインを最初に聴いたとき、「なんてこった!!」と声に出してしまった曲のひとつ。
Headhunter - Prototypes (Modeselektor RMX)
やっぱりAddison Grooveは入れるよね。「Footcrab」が全てを変えたことは皆も知っていると思うけど、Tonyの最初の名義であるHeadhunterの、Modeselektorリミックスが持ってるバウンス感と勢いがいつでも好きだね。
Krust - True Stories
ミックスダウンのヤバさ(きしむ音とブリープ音が超でかい!でもそれが機能してる!)から、これら共鳴するドラム・フィルのパワーに至るまで、まさに天才的と言えるよね。サイエンスフィクションの感情的な激しさの究極の例で、きみ自身を完全に洗い流すのが最善。タイムレス。
Joker - Stuck In The System
こんなストリングス・パートを作曲したいと思ってる。でヤツはこれ作ったとき16だったなんて!!! 別次元。
Sam Binga & Rider Shafique Japan Tour Nov 2019
15 Nagoya / 16 Kanazawa / 22 Tokyo / 23 Kochi / 29 Naha / 30 Osaka
» more info

Comment