BRISTOL - MUSIC & CULTURE

 
 

V RECORDINGS

logo : V RECORDINGS

80年代中頃、海賊ラジオPASSIONで知り合ったJUMPING JACK FROSTとBRYAN GEEが93年に設立したレーベル。91年頃、RHYTHM KING傘下のレーベルOUTER RHYTHM(1989~92年)でデイタイムの仕事をしていたBRYAN GEEは、レーベル所属のABSOLUTE(BRISTOL BASSLINE PRODUCTIONSとしても活動していた、ANDY WATKINSとPAUL WILSONによるプロジェクト)から「友人の音源」として聴かされたRONI SIZEとKRUSTのデモ・テープに衝撃を受ける。BRYANは、業界のつてをあたって彼らの作品のリリースを画策するも、興味を示す者は皆無だった。そして、93年に自らのレーベルを立ち上げ、ブリストルからの若き才能の作品リリースを始める。
VE.001 : The Deceivers - Fatal Dose E.P. Vol 1

THE DECEIVERS
FATAL DOSE E.P. VOL 1

1993 / VINYL EXPERIENCE / VE.001

1. Darkness Becomes You
2. Breakdown
3. The Pain
4. Bad Dream?

記念すべき1番はKRUSTの変名。クレジットには“Produce and Mixed by DJ Krush/Hokuspokus”(HokuspokusについてはTWISTED RECORDSの項を参照)。

VE.002 : Roni Size - Made To Fit E.P. Vol 1

RONI SIZE
MADE TO FIT E.P. VOL 1

1993 / VINYL EXPERIENCE / VE.002

1. Transaction
2. Det-strumental
3. Agility
4. The Refresher

RONI名義ではあるものの、DIEも制作に関わっている。クレジットは“Mixed、produced by Roni-Shrue-Die”。

VE 003 : Roni Size - Inch By Inch

RONI SIZE
INCH BY INCH

1993 / VINYL EXPERIENCE / VE 003

1. Kiss
2. Fresh

本作もクレジットは“Mixed、produced by Roni - Shrue - Die”。

KRUST @ Red Bull Music Academy 2006より
FULL CYCLEは基本的に、オレ、RONI SIZE、そしてDJ DIE、SUVで始めた。それで契約を取ろうとしてたんだ。2年くらいで出来た曲が沢山あったから、レコード・レーベルに送ったりして。返事はなかったんだけど、そのフラストレーションからレーベルを始めたってわけなんだ。
それからBRYAN GEEと(JUMPING JACK)FROSTに会ったんだけど、それはオレたちの親友がある曲をBRYANに渡したのがきっかけ。彼らはレーベルを始めるのを画策していて、アーティストを探していたらしいんだよね。でオレたちの曲を聴いて「いいね、クールだ」みたいに、入れ込んでる感じがしたんだ。オレたちが自分たちのレーベルと同時にVからもリリースしている理由は、とにかく曲が沢山あって、そのどれもがFULL CYCLEにフィットするってわけじゃないからなんだ。そのころのFULL CYCLEはエクスペリメンタルで、本当のジャジーではないけどジャズの要素があった。一方で、Vはもうちょっとエクスペリメンタルで、もうちょっとパーティでダンシーなベースのヴァイブがある感じ。だから、十分に行き渡るものがあったってことだよね。だからVからもFULL CYCLEからもリリースしてたんだ。

『ATM MAGAZINE』issue 62 / RONI SIZE & BRYAN GEE Interviewより(抄訳)
BRYAN GEE:オレたちが出会ったのは随分前、10、12年くらい前かな。ヤツ(RONI)が音源を送ってくれて繋がって、それでV RECORDINGSを立ち上げたんだ。基本的には、最初はテープを通じて知り合ったってわけだ。
RONI SIZE:どういうことかっていうと、オレは自分の曲をバースの友人に送ってたんだ。彼らはRHYTHM KINGで働いてて、そこではBRYANも働いてた。で、基本的には彼らがBRYANに曲を渡して、それで仲間内に広がっていったってわけ。DJとして、オレらはその頃BRYANや(JUMPING JACK)FROST、MICKEY(FINN)やRATPACK、TOPBOSSらに注目してた。BRYAN GEEって名前はいつもあったから、結局、繋がったわけだ。
BRYAN GEE:そうだ、オレはABSOLUTEからテープを貰ったんだ。その頃ヤツらはバースにいたんだ。いま何やってんだろうな? とにかく、ヤツらはよりガレージでソウルフルな感じだったな。で、ブリトルの何人かのダチからってテープをくれたんだ。オレはそれを聴いたんだけど、そんときはハードコアって感じだった。ジャングルは始まりたてで、イビザ系が盛り上がっててジャングルが出てき始めたって感じで、UKのプロデューサーたちが独自のサウンドを発展させる初期段階って頃だ。そのテープを聴いたとき、オレのバックグラウンドはレゲエなんだけど、RONIがどこから出てきたのかを感じたし、オレがマジ好きなものが聴けたんだよ。ラヴァーズ・ロックっぽいヴァイブ、レゲエのヴァイブ。でもアプローチはジャングルなわけで、もうイエー!って感じだよ。オレは音楽が好きで、新しい音楽を追い掛けてたから、オレが気に入った音楽を作ったヤツが誰なのかを知りたくてブリストルまで行ったんだ。RONIはKRSUTと一緒にやってきて、誰かの作業場に行ってただ音楽を聴いて互いに知り合ったってわけ。すぐには何も起こらなかったんだけどさ、まず互いを知って、うまが合って、イイ繋がりが出来たから、オレたちはヤツらをよりプッシュしたんだ。ヤツらの音楽は何処かに向かおうとしてたし、人々もそれに注目しはじめてたからな。ヤツらはいつも、ただ音楽を作り続けてオレに送ってくれた。だからレーベルを始めるっていうのも必然だったわけだ。同じ頃、ヤツらもブリストルでやってたらしいけど。ヤツらはFULL CYCLEを始める話をしだしてたんだと思うよ。
RONI SIZE:オレたちはWTPってレーベルと動いてたんだ。ロンドンにはSPIRAL TRIBE、ブリストルにはCIRCUS WARPっていう大きなレイヴ・シーンがあってさ。ロンドンはヘヴィー・テクノで、ブリストルはもっとヒッピー調でね。で、そのCIRRCUS WARPを運営していたCHRIS(LEWIS)っていうヤツが基本的に始めたのがWTP、WHERE'S THE PARTY。オレたちはそこで最初の曲を出したんだ。最初の曲は「WICKED DEM RULE」って曲で、ラガ/ジャングルな感じだったんだ。
BRYAN GEE:あれは最高な曲だな!
RONI SIZE:レコードを出そうとするのと、オレたちがやっていることを理解するのの間で、オレたちはBRYANに音を送って、反応を貰いはじめてたんだ。で、BRYANは「これはオマエたちがやる必要があることだ」って返してくれたんだよ。で、オレたちはスタジオに戻って、いろいろ試して、その結果、オレたちはカッティングしたりプレイするレコードが貯まっていったってわけ。
BRYAN GEE:あの頃はテープからでもカッティングしてたな!

MUSIC HOUSE DUB PLATE

RONI SIZE:で、それをTRACEやRAY KEITH、BUKEM、とにかく大勢に送ったんだ。でもそれは、単純に彼らからフィードバックを貰うのにいいからで。それをリリースするなんて考えもなく、オレたちはただ曲を作り続けたんだ。オレたちはまだ学んでたから、気にもしてなかった。オレたちは作って、それを棚にしまってたんだけど、BRYANがやってきて「VINYL EXPERIENCEってレーベルを一緒にやりたい」みたいな感じで言ってきてさ。話し合って、オレたちは前から友達のようにわかり合ってたから。オレたちはロンドンに来てはBRYANの作業場に直行して、それからMUSIC HOUSEに行ってた。BRYANがオレたちをシーンの皆に紹介してくれたようなもんだよな。
BRYAN GEE:エキサイティングな時期だったよ。あの頃はみんな若かった! あの頃はどこに向かっているのか分かってなかった。若かったんだ。刺激的だった。オレにしたって、V RECORDINGS……VINYL EXPERIENCEっていうのが長ったらしいから短くしたんだけど、Vを立ち上げたし。でもそれも、レコードをプレイできるからってだけで、他の理由はなかった。金を稼いでやろうとか、そういうのはなかった。「このレコードを出せばオレたちがプレイできるし、誰か欲しがるヤツがいるかも」みたいな感じ。それが楽しかった。プレッシャーなんてなかったし。決めごともなかったし、いい時代だったよな。

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