BRISTOL - MUSIC & CULTURE

 
 

BLACK ROOTS interview

BLACK ROOTS

ブリストルを代表するルーツ・レゲエ・バンドBLACK ROOTSのJABULANI NGOZI(リズム・ギター)とERROL BROWN(パーカッション/ヴォーカル)をwww.makasound.comから翻訳・転載。
――BLACK ROOTSはどのようにして結成されたんですか?

J(JABULANI):BLACK ROOTSは79年に結成した。メンバーは別のバンドをやっていたんだが、60年代から知り合いだった。友達関係から生まれたようなものだ。最初のベーシストBASIL GREENWOOD、DELROY OGLIVE、そしてJABLANIは、ドミノ遊びをしてただけだったんだが、バンドをやろうってことになったわけだ。

――これは英国で起こったことですが、皆さんはジャマイカ出身ですよね?

E(ERROL):そうだ。我々は皆ジャマイカ生まれだが、こどもの頃に英国へやってきた。65年頃のことだ。我々は英国の教育制度で育った。失業していたし特にやることもなかったから、音楽に入れ込んだ。それは突然だったから、コントロールなんてできやしなかった。

――BLACK ROOTSという名前はどうやって?

J:単にバンドにふさわしい名前だと皆が思ったからだ。ルーツは我々がやり取りするものだ。その頃は黒人文化を通して、文化に関して多くの停滞があった。ラスタファリアンの若者として、自分たちのルーツと文化について世界に知らせなければならないという結論に達した。だから名前はメッセージを通して生まれたわけだ。

――あなたとERROLはどうやって出会ったのですか?

J:同じさ。我々は同じコミュニティ出身だから毎日会っていた。同じ店へ行き、同じ郵便局へ行き、同じ銀行へ。だから、バッタリ会ったというだけのこと。

――他のメンバーについて紹介して下さい。

J:KONDWANI NGOZIはおれの弟。CORDELL FRANCISはリード・ギタリスト。CARLTON "ROOTS" SMITHはバースに住むキーボーディスト。TREVORはドラマー。そしてDERRICK KINGはベース。

――JABULANIという名前はアフリカンで、ジャマイカでは一般的ではないですよね?

J:そうだ。70年代初頭に話を戻そう。その頃、若いなりに自分自身を見つけだそうとしていた。生まれたときの名前はERROL THOMPSONだったんだが、黒人はこの名前を名乗れないと知ったんだ。それは奴隷の主人の名前なのだ。だから、アフリカン・ネームであるJABULANI NGOZIで自分自身を探し出そうと決意した。だから名前を変えた。そして奴隷心から、肉体的にも精神的にも解放された。最後の奴隷制から、我々の起源が分からなくなってしまった。西アフリカが起源だとはわかる、だがその血筋に何が起こったかをしっているか? 我々はそれを失ってしまった。それは諸君 が意識的な人間になる理由だ。我々は奴隷の主人にチャンスを奪われた。奴らは現代では政治家だ。自分たちのルーツがどこにあるか見つけだすことができな いって、どういうことだ! まるで自分の根を見つけることができない樹のようではないか。

――それでは、その名前を付けるのに個人的な調査はしたのですか?

J:いや、特別な調査はしていない。ただ、使えるアフリカン・ネームを選んだだけだ。本の名前から、合う感じがしたもの、落ち着く感じの名前なのだ。NGOZIは弟が選んだ。我々兄弟で姓を決めて、それから名前を決めた。

――それは自称?それとも公なものなのですか?

J:いや、公的に変えた。パスポート、出生証明書、それに全ての書類はこのアフリカン・ネームだ。だから79年から、おれはJABULANI NGOZIだ。

――BLACK ROOTSに話を戻します。1stアルバムは何ですか?

J:『BLACK ROOTS』だ。写真はブリストルの西のいなかで撮ったもの。そこが一番近いいなかだった。ブリストル周辺は全てコンクリートのジャングルだから。もしそれを知らなかったらジャマイカかアフリカのいなかだと思うだろう。あれは夏の太陽が沈む夕方だったから、光が格別だ。

――このアルバムを83年に出す前に、45回転か12インチはリリースしていますか?

J:ああ。最初のレコードは「BRISTOL ROCK」の12インチで、81年のリリースだ。「TRIBAL WAR」「THE FATHER」「THE SYSTEM」も一緒。

――あなたたちはいつもインディペンデントでいますが、最初はどのように資金調達したのですか?

J:ブリストルのコミュニティは我々を大変助けてくれた。初のシングルを出すのに資金が必要だと、コンサートの宣伝をした。結果は1200人もの満員 で、それでレコーディングをはじめられたわけだ。だが、我々は7、8年もの間、1週間に4回のショウを毎週、英国中でやってきた。

――英国でレゲエの人気がすでに確立しているときも、あなたたちはアンダーグランドでしたね。

J:そうだ。レゲエはBOB MARLEYらによって、とても大きくなった。しかし、あなたが言うアンダーグラウンドは、人々や公衆に対してではなく、レコード会社にとっての言葉である。レコード会社はレゲエを売りたがらないから発売しない。VIRGINにISLAND、EMIでもなんでも、レコード会社に売り込むことができただろうが、彼らは歌詞が強すぎると言うだろう。それでも、そういう風に言ったところで、レゲエを買っているのは我々のコンサートに来ている人なのだ。もし我々が木曜の夜にロンドンでプレイすれば満員になる。我々はBRIXTON ACADEMYでもプレイしたが満員だった。英国のどこでも満員だ。我々はインディペンデントに自分たちでやり取りし、自分たちでレコードを売る。レコード会社は我々を売れないと言う。おれには彼らの言うことがわからない。だから、レゲエを知っていて聴きたがっている人々にとって、レゲエは人気があるのだ。

――あなたたちが始めたのと同時に、多くのジャマイカ人アーティストがロンドンでビッグになり沢山のショウをしてきました。あなたたちは一緒に演奏したり、共演したことはありますか?

J:ああ、ときどき。JOHN HOLT、TOOTS & THE MAYTALS、FREDDIE McGREGOR、RAS MICHAELといくつかショウをしたし、YELLOWMANもサポートした。INI KAMOZE……英国のルーツ・レゲエを背負ってるSTEEL PULSE。

――なぜルーツに固執するのですか?

J:それが我々だからだ。それが、我々が音楽業界に提議するものだ。JOHN HOLTのような人はロマンティックなスタイルで成功したが、我々には広めたいメッセージがある。我々は若い世代に目覚めてほしい。眠るのを止め目覚めるときだと知ってほしい。我らの若者をゲットーから抜け出させたい。ゲットーの後に人生があることを知らせたい。目覚め、何かをするべきだと、教育的に、自分自身を育て行動しろと。

――それが「JUVENILE DELINQUENT」で歌っていることですね?

J:そうだ。あの曲を聴けば我々の言うことが分かるだろう。あの曲はCHARLIEが歌っている。おれは「THE FATHER」「WAR」「SURVIVAL」「FAR OVER」「FRONTLINE」を歌っている。

――誰が書いたのですか?

E:全員だ。JABULANIが多くの歌詞を持ってきて、リハーサルをし、その曲の正しい道を探す。

――誰がどの曲を歌うかはどのようにして決めるのですか?

J:声が正しくフィットすれば。我々は曲の精神的なアプローチをしている。我々はいつでも、その曲の深い面に到達できるよう試みている。

――あなたたちは自らのレーベルNUBIAN RECORDSを運営していますね。どのように設立したのですか?

J:そう、我々のレーベルで出版会社だ。この組織の創造は同じ闘争の一部である。それはNUBIANトライブと言えるもので、BLACK ROOTSに直結する。

――街で見かけましたが、ショップもやってますよね?

J:そうだ、ショップも運営している。忘れられないマネージャーもいた。彼は故郷であるスペインへ戻ってしまったが、色々してくれた。制作からツアーまで、全てのマネージングをしてくれた。

――LP『FRONTLINE』の写真はどこで撮影したのですか?

J:あれはリハーサルだ。リハーサルで使っている部屋だ。写真を撮影したときは休憩していたが、それまで何時間もリハーサルしていた。

――「FAR OVER」という曲について聞かせてください。

E:JABULANIがあの歌を書いた。我々はアフリカから遠く離れているという感じから生まれた。精神的なレベルでの歌だ。おれは肉体的には英国に暮らしているが、おれの一部分は精神的にはジャマイカに暮らしている。同じくアフリカへも、肉体的には経験がないが精神的には何度も行ったことがある。私は義務としてはアフリカへ行きたいわけではない。

――始めたとき、なにかモデルになるようなものはありましたか?

J:そのころはBURNING SPEAR、GLADIATORS、BB SEATON、HEPTONES、MIGHTY DIAMONDS、BOB MARLEY、BUNNY WAILER、PETER TOSH、JUSTIN HINDSを聴いていた。かれらは全てルーツ・レゲエの礎だ。個人的にはPETER TOSHを賞賛している。

――「WHAT THEM A DO」に関してはいかがですか?

J:アフリカや南アフリカで何が起こっているかについての歌だ。我々はあの曲に対しての答えを未だに得ていない。なぜなら、未だに抑圧されているからだ。本当の変化は見えていない。

Text Copyright Makasound 2004, used without permission

album discography

BLACK ROOTS (1983)
1. The Father / 2. Survival / 3. Juvenile Delinquent /4. What Them A Do /5. Opportunity / 6. Tribal War / 7. Africa / 8. Move On
producer: BLACK ROOTS and DENNY VIDAL

THE FRONTLINE (1984)
1. War / 2. Signs & Wonders / 3. Frontline / 4. Far Over / 5. Blackheart Man / 6. Struggling
producer: BLACK ROOTS and DENNY VIDAL

IN SESSION (1985)
1. Confusion / 2. Survival / 3. Juvenile Delinquent / 4. What Them A Do / 5. Move On / 6. Opportunity / 7. Tribal War / 8. Africa / 9. The Father / 10. Chanting For Freedom
producer: BLACK ROOTS

ALL DAY ALL NIGHT (1987)
1. Realize / 2. Pin In The Ocean / 3. Release The Food /4. Freedom / 5. Poor Children / 6. Spare The Rod / 6. Conman / 7. Seeing Your Face / 8. All Day All Night / 9. Suffer Me Not / 10. Mighty Lion /11. Childless Mother
producer: NEIL FRASER aka MAD PROFESSOR

LIVE POWER (1988)
1. Juvenile Delinquent / 2. Realize / 3. All Day All Night / 4. The Father / 5. Suzy Wong / 6. Oppressor / 7. Start Afresh / 8. Release The Food / 9. Black Roots Skank (Mix Me Down)
producer: MAD PROFESSOR

NATURAL REACTION (1990)
1. Natural Reaction / 2. Drive The Road / 3. Barriers / 4. Home Once More / 5. Tip Toe / 6. Guide Us / 7. Living With Jah / 8. Voice Of The People / 9. Where Did I Go Wrong / 10. Trange Land / 11. She Wants
producer: MAD PROFESSOR

DUB FACTOR: THE MAD PROFESSOR MIXES (1991)
1. Dub Reaction / 2. Sufferation / 3. Dub Express / 4. Guidance / 5. Hold On / 6. Situation Dub / 7. Set Me Free / 8. Kool Con / 9. Murder Dem / 10. Lion Dub / 11. Tear Down The Walls / 12. Diamonds & Pearls / 13. One Step Dub / 14. Dub For The Children
producer: MAD PROFESSOR

WITH FRIENDS (1993)
1. Juvenile Delinquent / 2. What Them A Do / 3. Survival / 4. Confusion / 5. Move On / 6. Release The Food / 7. Mash Them Dub / 8. Opportunity / 9. Tribal War / 10. Africa / 11. The Father / 12. Chanting For Freedom / 13. Let It Be Me / 14. Jah Jah Dub
producer: DUB JUDAH

DUB FACTOR 2: THE DUB JUDAH MIXES (1994)
1. Take Heed / 2. Not Into War / 3. Just Look Back / 4. The People Dub / 5. Moving Dub / 5. Jah Jah Dub / 6. Mash Them Dub / 7. Dub The Youth / 8. Warning From Jah / 9. Now Is The Time / 10. Chant It Dub / 11. Show Them Dub / 12. Take Heed II (Outro Mix)
producer: DUB JUDAH

DUB FACTOR 3: THE DUB JUDAH & MAD PROFESSOR MIXES (1995)
1. Wipe Away The Tears / 2. Warning / 3. Burn The Wicked One / 4. Conscious Man / 5. In Captivity / 6. Rise Up / 7. Remember / 8. Jah People Come / 9. Love Your Freedom / 10. Driving On
producer: DUB JUDAH

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